今日も先日の日記(のようなもの)に続いて、今日一日について書いてみる。
今日は週末の春の陽気から一転して夏を思わせるような気温にさらされた。
個人的には寒い方が好きなので、もう少しだけ厚手の掛布団でも寝られたらいいと思っている。
さて、今日は朝から花粉症に侵され、頭に重りが付いた紐でもついているのかと思う程、頭のふらふらする朝だった。
それから日が落ちる頃には暑さも少し落ち着いていたが、薄手の上着には少し汗が付いて、快適さはあまりなかったくらいの気温だった。
そして帰り道に気になっていたファミマの抹茶スイーツを買って今日一日が終わった気がした。
購入した「抹茶大福」と「抹茶どらやき」は甘くておいしかった。
それから家でご飯を食べてのんびりしていると、社会の実情を映し出す、所謂「裏社会」をテーマとしたような動画が目についた。
貧困、性、暴力、欲、そういった目に張り付くような要素を通して世の中を見ると少し元気を失した。
自分の生きる世界には絶望が溢れていると思うと、当たり前かもしれないが元気がなくなる。
スキャンダルや噂などは、人の本質的な部分だと思って耳に入ることも度々あるが、
それを通して世の中を見た時に人は元気でいられるのかと疑問に思う。
反対に、自分の信じる信念を持つ人がこの世界にたくさんいると思うだけで、自分は少し生きる上で心強さのようなものを感られる。
だからこそ、元気がない時と言うのは、意外と世界が曇って見えているのではないかと思う。
逆に元気な時というのは、世界が自分の信じる形で見えて、文字通り「心が晴れている」状態だと思う。
と、なんとなく思う一日だった。
そして、今日の日記は、電車の中で久しぶりに思い返した映画『エレファント (Elephant) 』について書いて終わりにしたい。
『エレファント (Elephant)』は、以前に好きな映画の部分で書いた『グッドウィルハンティング (Good Will Hunting)』と同じガス・ヴァン・サントが監督した作品である。
物語はオレゴン州ポートランドにある高校を舞台としてそこで起きる銃乱射事件を描いている。
この作品はアメリカで起きたコロンバイン高校銃乱射事件をテーマにしたと言われているが、自分がその事件について知ったのは、中学生の時に聞いたある楽曲で、
それは「Foster The People」の『Pumped Up Kicks』という曲だった。
この曲でコロンバイン高校の事件について知り、その後に『エレファント』という映画を知った。
『エレファント』の中では非常に淡々と高校生たちの日常がほぼカットなく、映し出され、この後に起きる凄惨な事件を前に、見ている側は緊張感に包まれる。
そんな描き方に個人的にはすごく印象的な作品だと思ったが、終盤までそれが淡々と続き、最後には映画としての明確なメッセージを感じられないまま、幕を閉じる。
そんな凄惨さと曖昧さの中で自分は困惑してしまったが、この映画の解説やレビューを見てみると自分がそう感じたことは間違いではなかったと安心できた。
それほどに自分の中ではモヤモヤとする映画でもあったのだった。
加えて、この映画が個人的に印象的な理由は、映画の冒頭、また載せた画像にも映っている金髪の男の子の顔立ちが自分の兄にとても良く似ているためだった。
自分の兄は背が高く、スラっとした印象で、自分にとっては謎めいていて、かつ、素行もあまり良いと言えず、あまり話すこともなかったため、自分は兄のことをよく知らない。
しかし、家族に兄の事を又聞きする限り、彼自体苦しんでいたようで、それが、映画の男の子を見る度に想起されるのである。
そんな意外な思い出もある映画だったと今日思い出した。
今日はこれでおしまい。
『エレファント (Elephant)』 『コンビニ抹茶スイーツ』